フリーランスとしての生活を1年ほどしています。
もともとは会社員でしたが、このまま40年近く働くことに不安を感じて退職をしました。
試しにフリーランス独立をしたものの、波にも乗れているので2020年も継続しています。
フリーランスに準備は必須
わたしがサラリーマンを辞めた際、とくに準備をすることなくフリーランス独立してしまいました。
稼げている今でこそ言えますが、会社にいるときから計画的な準備をしておけばと後悔しています。
そこで、フリーランス独立を考えている方に、サラリーマン時代に準備をしておくべきことをまとめました。
本記事のポイント
・フリーランス独立前の準備リスト
・経験者が「しておけばよかった」こと
・フリーランスとサラリーマンの働き方の違い
この記事のRecord
フリーランス独立前にするべき3つの準備リスト
フリーランス独立をする前に準備をしておくことは、3つだけです。
「独立」と聞くと小難しいように聞こえるかもしれませんが、難易度は高くありません。
正直、この3つのリストよりも、後半で紹介する「必ず守るべき3つのこと」の方が重要です。
前半パートは、軽い気持ちで読んでみてください。
3つの準備リスト
①クレジットカードの発行
②行政手続き
③必要なツールや環境整備
①クレジットカードの発行
ほかのブログでも指摘されていますが、フリーランス独立をする前に「クレジットカード」を発行しておきましょう。
フリーランスは残念ながら、日本では社会的な信用がゼロに等しいからです。
詳しくはこちら ≫フリーランスになって感じたデメリット4選
サラリーマンは、「会社」という大きな信用に守られているので、クレジットカードの発行や金融機関でのローンもそこまで難しくありません。
会社を辞めてフリーランス独立すると、収入を得ていても信用はガタ落ちするので、そこらへんは覚悟しておいた方が良いです。
②行政手続き
退職後は、行政での手続きもしなければなりません。
難しそうに思えますが、やるべき手続きは3つだけです。
①健康保険の切り替え
②国民年金への切り替え
③住民税の支払い
色々と面倒くさそうですが、地元の役所に行けば全て同日に処理してくれます。
わたしも、意味不明な状態で役所に行きましたが、とても親切に対応してくれました。日本の公務員は優秀ですよ。
なお、3つの手続きについては、こちらで詳細をまとめてあります。
≫退職後に行う健康保険・年金・住民税の手続き方法
開業届は出しておくべき
フリーランス独立に関して、「開業届」を出すべきかという質問が多く出ます。
答えとしては、開業届を「出しておくべき」です。
理由は、開業届を出すことによって青色申告にて申告が可能となるため。
青色申告を提出しておくと、最大55万円の特別控除を受けられます。
これは、稼いだお金が「55万円分免税」になるということです。
開業届を出さないことによる「罰則」などは一切ありませんが、お得に納税したいのであれば開業届を出しておいた方がおすすめですね。
ちなみにですが、開業届はいつ提出しても良いとされています。
「出し忘れてた!」って方は、確定申告前に税務署に提出しておきましょう。
③必要なツールや環境整備
当たり前ですが、フリーランス独立をするにあたって、ツールや環境の準備が必要です。
パソコン・スマートフォン・ネット環境・その他諸々。
どれも、フリーランスにとって当たり前かもしれませんが、会社在籍中に準備をしておくと時間的にも楽です。
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事務所はいらない
フリーランスに事務所はいりません。
複数人で1カ所にいないとできない仕事であれば別ですが、1人で働くことによる事務所は不要。自宅で十分です。
わたしに至っては、地方を回りながらノマドとして生活をしています。たまに、実家に帰って親に顔を見せる感じですね。
≫Web系フリーランスは地方移住すると幸せになれる4つの理由
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フリーランスとして「働くための準備」が重要
ぶっちゃけ、前半の準備すること3つは、誰でもできることなのでそこまで心配する必要はありません。
問題なのが、次に説明する「働くための準備」です。
この準備ができていなと、まずフリーランスで稼ぐのは厳しいかもしれません。
フリーランス=自分が会社
サラリーマン時代は、所属している会社が全てです。
会社の評判や信用性によってお客さんがつき、結果として従業員は給料を得られます。
しかし、フリーランス独立をすると、自分そのものが会社に変わります。
自分の行い全てが将来的な仕事の獲得、売り上げにつながるので、慎重に行動しなければなりません。
「会社」の信用に傷つく→仕事なくなります
そして、自分の行いによって信用が崩れると、一気に仕事がなくなります。
わたしも一度、レスポンスが遅いことが原因で、仕事を切られました。
「そんなことで?」と思われるかもしれませんが、相手にとっては取引先として信用を失いかねない出来事です。
例えば、プロ野球選手なんかは代表的なフリーランスですが、成績悪化・不祥事を起こしたら取引先の所属球団から切られますね(クビ)。
一般的なフリーランスも同じことで、「社会的に基本的なことができていない」、「品質が悪い」といったことで、すぐに仕事を切られてしまいますよ。
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フリーランスは以下の3つは「必ず守ること」
フリーランスとして、仕事を切られないために「必ず守ることリスト」を作りました。
前半パートの事務的な準備も大事ですが、重要度はこちらの方が比重としては上です。
サラリーマンからの独立であれば、ある程度身についているかもしれませんが、もう一度おさらいしましょう。
①レスポンスの早さ
フリーランスで仕事を得るために、重要なのが「レスポンスの早さ」です。
仕事内容にもよりますが、スキルでの判断がつかない場合、レスポンスの早さが重視されます。
クライアント側に立って考える
Aさん:スキル実績3ヶ月、レスポンスに2日
Bさん:スキル実績1ヶ月、レスポンスは5分以内
この条件だと、スキルに大差がないので、クライアントはレスポンスの早いBさんを採用するはずです。
レスポンスが1分違うだけで、チャンスにも影響するので日頃からメールは見ておきましょう。
なんなら、通知をONにしておくぐらい。
わたしは、継続してお仕事をもらっているクライアントさんへも1時間以内を目安に返信しています。
もちろん、飛行機の移動中や、どうしてもメールができないときは別ですが。
②納期の厳守
社会人として、当たり前に守りたいのが、「納期の厳守」。
これは、準備リストに入れなくても必ず守るべき。というか、守れなかった時点で終わりだと思ってください。
納期が重要な理由
仕事をする側からしたら、「1日ぐらい納期が遅れてもいいでしょ」と思うかもしれません。
しかし、クライアント側は、売り上げをあらかじめ立ててから、発注しています。
つまり、納期が遅れることによって、予定していた売り上げを落とし、会社に損害ができます。
クライアント側としたら、自社に売り上げの損害が出るような取引先とは仕事したくないですよね。
会社同士だけでなく、フリーランス相手も全く同じことです。納期を守るべきこととして考えてください。
③スキル・実績の取得
「働くための準備」の3つ目は、「スキル・実績」です。
フリーランスは、サラリーマンと違って、個々のスキルや技術が要求されます。
サラリーマンであれば、「会社」がバックにいるので、従業員が特別なスキルを持っていないくても仕事を達成できます。
しかし、クライアント側は自社にないスキルを埋め合わせるために、フリーランスを採用するわけなので、スキルがないと仕事を行えませんね。
サラリーマン時代から副業をするべき
ここからは、わたしの後悔の話ですが、会社員時代から副業をしておくべきでした。
スキル無しから稼げるようになりましたが、正直かなり時間を浪費しましたね。
会社員時代から緩くWebライティングの案件を進めていれば、フリーランス独立もスムーズに行えたと思います。
悪いことは言いません。まずは、副業から初めてフリーランス独立を目指してください。
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フリーランスは、「自分=会社」であることを忘れずに
フリーランス独立をする際には、前半で述べた準備リストを活用してください。
ただし、それ以上に大事なのが、「自分=会社」であるということです。
これを忘れると、フリーランスで失敗します。
なかなか稼げないという方は、クライアント側に立つことを常に心がけるように注意しましょう。