フリーランス的な生活を始めて、約1年が経ちました。
もともとフリーランスを続ける気はほとんどありませんでしたが、ズルズルときてしまった感じです。
生活費は稼げるようになったので、これからはお金を増やす段階かなと思います。
フリーランスは「つらい」
自分の力で稼げるようになったものの、フリーランスは精神的につらいです。
正直、何回も精神的に心が折れました。
なんとか乗り切ってきましたが、「フリーランス=理想的な働き方」という考えはあまりおすすめしません。
わたしの実体験を読んで、フリーランスに挑戦するかを決めてみてください。
この記事のRecord
フリーランスは想像以上に「つらい」です
何回も言いますが、フリーランスは想像以上に「つらい」です。
フリーランスと聞くと、「自由」、「好きな仕事ができる」、「お金が貯まる」なんてイメージされている方が結構います。
もちろん、一部のフリーランスは上記に当てはまり、絵に描いたような幸せな生活を送っている方もいますね。
とはいえ、そんな方でもフリーランス独立時代は、猛烈な「つらさ」を経験しているはずです。
フリーランス独立当初は文字単価0.3円
わたしは、Webライターとしてフリーランス独立をしました。
会社員時代に副業の経験は一切なかったので、初心者からのスタートです。
クラウドワークスでWebライターの仕事を探していましたが、そもそも初心者だと仕事がありません。
初心者向けの仕事があっても、文字単価0.3円とかで、1日仕事をしても時給500円も届きませんでした。
いまでは、文字単価5円の仕事も頂いているので、天と地の差ですね。
半年間仕事が増えない
わたしはライティングがもともと好きであったものの、スキルも経験も乏しかったので文字単価に関しては諦めていました。
当時はこれが、初心者からのスタートだと割り切って、仕事を淡々とこなしていましたね。
しかし、普段パソコンでライティングをするといった機会が全くなかったので、慣れるまでに猛烈に時間がかかりました。
文字単価0.3円の安価に必死で、次の案件を探せる余裕もなく、低賃金生活の日々が続きます。
月収20万円を超えるのに約1年
そんなこんなで、現在では月収20万円を超えるようになりました。
クライアント数も7社と契約しており、順調に階段を上っている気がします。
ただし、月収20万円を超えるために、ほぼ丸々1年を費やしました。
それまで勤務していた会社の月収が手取り22万円ほどだったので、機会損失には200万円ぐらいだと思います。
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フリーランスの心が折れてしまう理由
なかなか文字で伝えるのって難しいですが、稼げるようになるまでが想像以上にハードです。
こんなことを言うと、「要するに稼げるようになれば、フリーランスはつらくないんでしょ?」と思われるかもしれません。
稼げるようになれれば、確かにフリーランスとしては成功です。
しかし、フリーランスがつらい理由は稼ぐ道のりだけではありません。
仕事が増えると消化できない
稼ごうと思って仕事を増やしすぎると、消化できずに心が折れます。
フリーランスが給料を稼ぐためには、仕事を増やす以外の方法はありません。
わたしもWebライターを始めた当初は、クライアントも1件しかなく、それが稼げなかった理由の1つです。
いきなり仕事を増やすとパンクする
フリーランスにありがちですが、急に仕事を増やすとパンクします。
それもそのはずです。毎日同じペースで仕事をしていたところ、急に仕事が増えるので身体と脳が付いていきません。
もともと要領が良いわけでもありませんが、クライアントが1つから2つに増えただけで、猛烈な疲労を感じました。
納期も注意しなければならないので、労働が回らないストレスと納期の恐怖が襲いかかってくるといった感覚です。
クライアントからの容赦ない要求
フリーランスとして仕事をしている方の悩みに共通するのが、クライアントからの容赦のない要求です。
契約している以上、クライアントの要求通りに仕事をしなければなりません。
とはいえ、専門家以上の知識を求められることや、細かい指摘が続くと病みますよね。
これも慣れと言えば慣れですが、クライアントとの相性も結構大事だと思います。
孤独との戦い
わたしがフリーランスをしていて1番つらいと感じるのは、「孤独との戦い」です。
とくに、Webライターは、自分とクライアントの1対1であるため、業務上頼れる仲間もいません。
もちろん、仕事外の友達はいるのですが、仕事の量が圧迫すると会話をする余裕もなくなるため、それがストレスを引き立てます。
フリーランスは1人で自由に働けるから良いよねって言われますが、そんなことはありませんよ。
会社での人間関係もストレスですが、フリーランスの孤独感もつらいです。
フリーランスに対する偏見
フリーランスをしていると、フリーランスに対する偏見も感じますね。
日本だとフリーランス的な働き方が確立していないので、公的な保護が弱いですし、身分的にも最下層です。
そもそもフリーランスって自営業なのか、フリーターなのかよく分かりません。
「フリーランス=不安定」という概念が強いので、フリーランスと言いにくい実情があります。
これが、直接つらいと思う原因になるわけではありませんが、仕事をしている人並みに扱って欲しいですね。
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フリーランスの「つらさ」を軽減する方法
フリーランス独立するうえで、「つらい」気持ちから逃げることはほぼ不可能です。
しかし、わたしが経験してきたなかで、「つらさ」を軽減できる方法を見つけました。
事前に準備をしておくと、フリーランス独立しても精神的にも楽になると思います。
副業からスタートする
フリーランスという働き方をしてみたい方は、副業から始めてみましょう。
わたしは、Webライターとしていきなりフリーランス独立をしてしまったため、仕事を安定させるのに時間がかかりました。
いま思えば、会社員時代に副業でWebライティングを始めればよかったなと後悔しています。
会社を辞めたこと自体への後悔はありませんが、副業をしてこなかった経験不足は反省点です。
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最初は稼げないと割り切る
フリーランスの「つらさ」を軽減するのは、最初に稼げないと割り切りことも大事です。
最初から稼げるフリーランスは、まずいないと思ってください。
ごくまれにフリーランス1日目から稼いでいる方もいますが、会社員から準備をしているはずです。
最低賃金を下回る時給は普通
わたしは、フリーランス独立直後の時給は500円以下でした。
記憶があまりないのですが、おそらくもっと低かったと思います。
経験無しでフリーランスで独立した直後は、最低賃金を下回る時給は一般的です。
とはいえ、継続することで時給も伸びていくので、続けるしかないですね。
フリーランス仲間を探す
フリーランスは、孤独感から逃げられません。
わたしも1日中1人で働いているので、急に声を発すると発音がおかしくなります。
友達はある程度いますが、会社員であることや、そもそも自分の仕事が切迫しているので、会話する機会も限られていました。
そこで、最近はTwitterを使って、フリーランスの発信も見るようにしています。
インターネット世界でのつながりですが、仲間がいないといるとでは、精神面での大きな違いが出ます。
フリーランスとして働き続けたい方は、「フリーランスの仲間」を探してください。
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それでもフリーランスを経験してよかった
30年生きてきて、フリーランス独立直後の1年間は人生で最もつらい1年でした。
それでも、充実感に関しても人生で1番だったと思います。
自分で稼げるようになったこと、全く知らない企業から信頼を得られるようになったこと、結果がでたこと、すべてが自身につながりました。
おそらく、会社員を続けていたら、得られなかった充実感です。
会社員を辞めたことで、機会損失、お金の損失もありましたが、死ぬときに良かったと思いたいです。