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商社マンに向いていない人の特徴とは?【当てはまると活躍できないかも】

商社マンに向いていない人の特徴とは?

現在はフリーランスとして活動していますが、新卒で3年ほど「専門商社」で働いていました。

会社の雰囲気が悪いのが原因で退職した一方、仕事は楽しかったのでもったいないかなと思っています。

 

 商社に向いていない人の特徴

就職活動でも商社は人気が高く、毎年高い倍率のなか商社マンが誕生しています。

とはいえ、すべての商社マンが活躍できるとは限りません。正直わたしも、そこまで活躍できませんでした。

 

そこで、わたしの経験から、「専門商社マンに向いていない人の特徴」を記事にします。

専門商社や総合商社に転職・就職をしたいと考えている方向けに、「失敗しない就職選び」になれば幸いです。

 

本記事のポイント

・商社に向いていない人の特徴5選

・商社マンに誤解されがちなこと

・商社マンとして活躍できる特徴とは?

 

商社マンに向いていない人の特徴5選

さっそくですが、商社マンに向いていない人の特徴を解説します。

商社に入社してから後悔しないためにも、自分が当てはまるかを研究してみてください。

商社マンに向いていない人の特徴とは?

 

特徴①:商社の働き方を知らない

商社に限らず、その仕事の働き方を知らないとほぼ活躍できません。

・商社の働き方に格好良いと憧れを持っている

・常にスーツケースを引っ張って海外を飛び回っている

なぜか商社マンは、オシャレで知的なイメージを持っている方が多いですが、そのような働き方をしている商社マンは全体の2%くらいだと思います。

実際の商社マンの働き方は、「泥臭く」、「汚い仕事もこなし」、「顧客に怒鳴られる」のがルーティンです。

 

商社マンは営業だけでなく、現場で指揮をすることもあります。

わたしは工場に産業機械を納めていたため、作業着を着て、工場に引きこもっていました。

 

 商社マンはほぼ社内にいない

ほかの例だと、鉱山に数年引きこもり、東南アジアの畑で農作業、部品工場で検品といったこともあります。

1年のほとんどは、社内にいることもないので、わたしは定期券を持っていませんでした。

 

決して、「商社マン=オシャレで輝いている存在」と間違えないように気をつけてください。

商社マンの働き方を知りたい方は、「商社のしくみとビジネスがこれ1 冊でしっかりわかる教科書」を読んでみてください。一発で商社の中身がわかります。

 

特徴②:メンタルが弱い

商社マンは、仕事の能力ではなく、メンタル的な強さの方が大切かもしれません。

というのも、大半の仕事はマニュアル化されているので、ある程度型に当てはめれば仕事はうまくいきます。

しかし、どれだけ正確に事を進めても、「イレギュラー」のトラブルが発生します。

 

・納期通りに貨物の輸送を進めたにもかかわらず、当該貨物が飛行機に載らなかった

・顧客から発注された部品をすべて納品したはずが、1点だけ足らずに、損害を受ける

 

 常にトラブルを冷静に対処する力

商社の仕事には、大なり小なりトラブルは付きものです。

そこで、いかにメンタルを保ち、軌道修正を行えるかが重要だと感じました。

 

顧客と取引先の外国企業との間に挟まれるわけで、毎日のように無茶な要求や、怒りの連絡がくることもあります。

メンタルを強く持ち、会社の不利益にならないように行動できる力が必要です。

 

特徴③:勉強できない

勉強できない商社マンは、活躍できないと断言します。

というのも、商社は、常に新しい情報を取り入れ、適切な知識を以て顧客に営業をしなければならないためです。

仕事自体はマニュアルでなんとかなりますが、商品情報、業界の知識、社会的な流れを踏まえた上で、たち振る舞う必要があります。

 

 顧客に聞くことも勉強

正直なところ、業界の知識や、製品に関する専門知識の勉強はかなり難しいです。

そこで、顧客に「聞く」ことも大切です。

 

 ゼロの状態で聞くのはNG

これは、コミュニケーション力にもなりますが、顧客から情報を聞き、自分の力に還元する必要があります。

わたしはどうしようもないほど勉強が苦手なため、基本的に顧客からわからないことを聞いていました。

もちろん、ゼロの状況で聞くのはNGです。少しでも知識を自分で勉強し、上乗せとして顧客から勉強しましょう。

 

特徴④:コミュニケーションスキルがない

4つ目は、コミュニケーションスキルがない商社マンです。

これは、当然ですが、以外と自覚がない方も多いので書きました。

 

 そもそもコミュニケーションとは?

コミュニケーションスキルの定義はさまざまありますが、商社で感じたコミュニケーションスキルは、「相手にストレスを与えない会話」をできる人材です。

・顧客や上司が聞きたいことに対して、正しい情報を提供できるか

・いかに簡潔な内容で、情報を伝えられるか

といったこと。

 

Communicateが、「人から人に情報を伝えること」という意味の通り、情報が伝わることがコミュニケーションの目的です。

相手が聞きたいことを正確に答え、目的を達成できるような会話をできる人材こそが「コミュニケーション力」を持っていると思います。

 

 就活生は本で学ぶのがおすすめ

ビジネスに必要なコミュニケーションスキルを学べる本をご紹介します。

仕事で必要な「本当のコミュニケーション能力」はどう身につければいいのか?

仕事で求められるコミュニケーション力とは何か?、ビジネス上で相手と会話をする際の言動や間合いを学べる本です。

 

特徴⑤:提案力がない

最後に挙げる商社マンに向いていない特徴とは、「提案力がない」ことです。

商社マンという格好良い言い方がありますが、中身はただの営業です。

わたしも、取引先の海外メーカーの商品を日本の顧客に紹介するという仕事が大半を占めていました。

 

 提案力がないとビジネスが進まない

では、なぜ提案力がないと商社マンとして厳しいかと言うと、そもそもビジネスが生まれないためです。

顧客は商品に対して、お金を払って購入します。

しかし、自社の課題を解決できない、魅力にならない商品ははっきり言って不要です。

 

 提案力とは新しい空気を作ること

とはいえ、どれもこれも顧客が必要としているとは限りません。

そこで、顧客が欲しいという雰囲気を作ることが大切です。

 

たとえば、

・顧客の悩みを把握して、完全に解決できることをアピールする

・デモンストレーションを通して、効果をはっきりと可視化する

・海外の取引先責任者を国内に呼び、顧客に合わせる

 

上記だけではありませんが、顧客に対して常に新しい空気を作ることで、欲しい雰囲気を生み出します。

自分に必要がない物でも、毎日訪問されたり、自分にメリットとなる事例などを紹介されたりしたら、「買ってみようかな?」と思うのも同様です。

 

 トヨタの自分で考える力

どのようにすれば顧客に買ってもらえるかを最大限に考え続け、提案することが商社マンとして重要な仕事です。

とはいえ、どの企業の営業にも当てはまることで、発想力からマーケティング手法、マネージメントを徹底する必要があります。

営業として提案力を身につけたい方は、「トヨタの自分で考える力」を参考にしてみてください。

 

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商社マンにありがちな誤解

商社マンと聞くと、有能なイメージを持つ方もいますが、ぶっちゃけ人それぞれです。

就活で運良く入社して全然活躍できない人もいれば、会社にいなくてはならない存在の商社マンもいます。

必ずしも、商社マンの理想が、全員に当てはまるとは限らないので、注意しておいた方がいいです。

商社マンに向いていない人の特徴とは?

 

語学力はなくても働けます

よくありがちな誤解が、商社マンは語学力がないと働けないという点です。

これに関しては、50%:50%です。とはいえ、最低限の語学ができればなんとかなります。

わたしの上司はTOEIC500とかでしたが、日常英会話で業務に支障なくコミュニケーションを取れていました。

 

ただし、海外企業との契約書や見積書、海外製品のマニュアルはすべて英語です。

翻訳ソフトも使いながら、業務に影響出ないように工夫する必要があります。

 

お酒を飲めなくても問題なし

商社マン=お酒のイメージを持っている方も多いと思います。

昔はどの業界でも飲み営業が多かったのですが、現在はコンプライアンスの関係からほとんどありません。

また、社内の飲み会も、わたしの会社では全くありませんでした。

 

 飲めるとプラスになることもある

とはいえ、お酒を飲めるとプラスに動くこともあるにはあります。

取引先企業と良好な関係を維持しやすいことや、会社でも輪を作るツールに活用できます。

ただし、全く飲めなくても、怒られることもありませんし、飲めないと仕事ができないということもないので安心してください。

 

体力は最小限ないときつい

泥臭い営業を続ける商社マンは、オシャレよりも体力が必要です。

わたしも過去に、工場での据え付け作業に外国人と共に丸2ヶ月地方に滞在していた経験があります。

 

顧客との翻訳や打ち合わせだけでなく、ほかの仕事も同時進行しないといけないので、結構な体力を使っていました。

海外出張の頻度も多いので、長時間の移動に耐えられる体力や、マルチタスクで行動できる力が必要です。

 

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商社マンとして活躍できる人の特徴

商社マンとして活躍できる人の特徴をまとめると、以下のようになります。

すべてが必要というわけではありませんが、備えていると新卒でも転職でも活躍できる機会が増えるはずです。

商社に入社したいという方は、理想に近づけるように日々鍛錬しましょう。

・適切に情報を伝えられるコミュニケーション力

・常に顧客のことを考えられる力

・トラブルが起きても冷静に対処できるメンタル

商社を希望する方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
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