フリーランスとして、Webライターの仕事を企業から頂いています。
都内の専門商社を退職して、未経験でWebライターに独立しました。
Webライターの経歴としては約1年ほどで、なんとかサラリーマン時代の給料水準に戻ってきた形です。
未経験からの独立は過酷
わたしは、過去に副業でWebライターをしていたというわけではありません。
学生時代から書くことが好きだったため、なんとなくWebライターを始めただけです。
とはいえ、未経験からの独立は想像以上にハードでした。
これから、Webライターとして独立を検討されている方に、わたしが経験した現実をご紹介します。
ポイント
・未経験からWebライターとして独立する際に知っておくべきこと
・Webライターは稼ぎやすいけど、高収入を得るまでが難しい
・安心してWebライターとして独立する方法
この記事のRecord
初心者Webライターが独立して直面した過酷な現実を紹介します
安易な気持ちでWebライターとして「未経験」の状態から独立した自分に、嫌気を感じることが多くありました。
それほど、この独立してから1年間ほどは人生のなかでもトップレベルの挫折味わったかもしれません。
この記事をご覧になられている方は、決して自分ならうまくできると思って、安易な気持ちでWebライターでの独立をしないようにしましょう。
過酷な経験4選
①時給300円の地獄
②クライアントからの圧力
③半日かけて作った記事のテーマ変更
④専門性が高すぎる記事へのコミット
①時給300円の地獄
ライティング業界は、「実績」が最重要視されるため、未経験のWebライターは大量採用の低単価案件からのスタートが基本となります。
そこから、実績を積み上げていき、より高単価の案件を獲得していくのがWebライターで稼ぐための定石です。
わたしも、Webライターとして独立した当初は、文字単価0.3円ほどの案件を行っていました。
鬼作業してもお金にならない
当初行っていた案件は、書きたい記事をシートから自由に選べるタイプです。
3,000字、5,000字、7,500字、10,000字などバラエティに富んでおり、より高い報酬を狙うべく7,500字以上を選んでいました。
しかし、文字単価自体が0.3円と低価格であったことから、7,500字書いても金額にして3,000円ほどです。
当時はライティングの速度も遅かったことから、10時間近くかけてようやく7,500字の記事を納品できるといった具合です。
時給換算すると、約300円。修正対応などもたまにあったので、時給としてはもっと低かったかもしれません。
大学生時代にバイトをしていた東京・秋葉原のカフェですら、時給950円です。おそらく発展途上国レベルの時給だったと思います。
②クライアントからの圧力
自分で言うのもおかしいかもしれませんが、メンタルには自信があります。
中学生時代に未経験で野球部に入り練習に耐えたことや、サラリーマン時代の客先からの無茶な要求や怒号を経験してきました。
多浪も経験しているので、人生の底辺を歩んで来ており、少々のゆさぶりでは動じないメンタルだと思います。
とはいえ、Webライター独立後のクライアントからの圧力は、メンタル的にかなりキツいものでした。
契約を切られる恐ろしさ
Webライターとして駆け出した当初は、クライアントが指定するルールを覚えるだけでも大変でした。
今でもクライアントのルールがバラバラなので、適応するまでに1~2ヶ月くらい時間をもらっています。
Webライター独立後、3つ目のクライアントからちょっとしたルールのズレがあり、次回の記事でミスをしたら契約を打ち切るとの連絡がありました。
一方的に契約を打ち切るという連絡は、初めてだったので正直かなり動揺しましたね。
もちろん、ルールにズレがあったわたしに非がありますが、1ヶ月そこらで完璧にするのは人間の脳的に難しいです。
もしわたしがクライアントの立場でも、3ヶ月ほどは相手に慣れさせるための準備期間を与えると思います。
フリーランス=自分が会社だと思った瞬間
サラリーマン時代は、基本的にミスをしても会社が責任を取ります。
取引先との関係性がよほど悪くない限り、ジャンピング土下座をすれば穏便に片付けられるでしょう。
しかし、Webライターとして独立し、フリーランスとなった現在、自分そのものが会社となりました。
関係性が構築できていない状態で、ミスをしてしまうと一気に信頼が崩れます。
③半日かけて作った記事のテーマ変更
フリーランスあるあるですが、修正修正&修正です。
Webライターに限らず、Web系全般の仕事はクライアントからの修正が付き物と考えて問題ありません。
わたしも何度も修正を経験してきました。
過去最大の修正
Webライターの仕事をしていると、文章にミスがなくても修正以来の連絡がくることがあります。
わたしが経験した修正の中で最大だったものは、5000字を半日かけて作った記事の全面修正です。
連絡を見て思考が完全にストップしましたね。
しかも、文章的なミスではなく、企画自体が変わったことによる構成の変更に伴う修正でした。
泣きたくなりましたが、これもWebライターの仕事において、避けられないトラブルだと思います。
Webライターは時給換算するな!
わたしは時給300円時代を最後に、給料を時給換算することをやめました。
理由は簡単、「絶望」するからです。
本体の記事を作成しても、修正などが入ってしまうとその分時給が減ります。
高単価の案件をたくさん頂いておりますが、良くて時給3,000円、悪くて時給500円といった感じですね。
これ以上は、自分のメンタルも大事なので、時給を詳しく調べないようにしています。
Webライターが時給を上げていくには、「修正を減らすこと」、「高単価案件を獲得する」の2点しかありません。
④専門性が高すぎる記事へのコミット
Webライターで高収入を得ようとすると、必然的に高単価案件に取り組まなければなりません。
高単価のジャンルは決まっており、「不動産」、「金融」、「美容」、「ビジネス系」などです。
どれも専門性の高い内容を必要としているため、ライターの支払われる単価も1文字4円~と設定されています。
業界レベル以上の知識が必要
わたしは、この4つの中でビジネス系の案件を複数頂いています。
社会的なことを書くことが多く、自分の教養としてもメリットです。
しかし、難易度が高いジャンルゆえに、業界に精通しているレベルの内容を書かなければなりません。
クライアントからも、専門家レベルや業界人が答えられるような質問や修正を当然のようにされるため、常に頭をフル回転する準備をする必要があります。
高単価記事は高単価である理由を良くしった上で、Webライターに取り組んでください。
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Webライターで稼げるようになるには、壁を越える必要がある。
Webライターは、比較的稼ぎやすい副業と言われています。
わたしもこのように言われていることに関して、否定するつもりはありません。
普通にバイトをするより、徹底的にコミットすれば確実に稼げるようになります。
壁が高い
Webライターを始めるハードルは低いです。ライティングと聞くと、「日本語できるし、おれでもできるんじゃね?」と思うのが当然です。
稼げるようになるものの、生活費レベルを狙うとなると難易度が一気に上がります。
Webライターで高収入を安定的に稼ぐには、「壁」を超えなければなりません。
初心者は低単価しかない
未経験からWebライターを始める場合、最初は低単価しか案件がないと思った方が良いです。
無理に高単価案件を狙っても不採用になることがほとんどで、仮に受かっても付いていけないかもしれません。
そもそも、初心者Webライターは、実績がないので低単価がデフォルト。。。
とにかく猛烈にコミット
初心者Webライターが低単価から始めるのは、仕方ないこととして割り切りましょう。
その代わり、目の前に案件に対して猛烈コミットして、実績を積み上げていってください。
これを継続すれば、0.5円、0.8円、1.0円と徐々に単価の高い案件も採用されるようになります。
この単価の壁を越えると、Webライターの仕事も楽になってくるので、まずは猛烈コミットで体と頭を慣れさせましょう。
慣れるまでは修正&修正
何回も言いますが、Webライターに修正は付きものです。
Webライターの仕事をしていれば、ほぼ確実に修正依頼をもらいます。
ただ、そこで落ち込んではいけません。
どうして修正依頼が発生したのかをよく考え、次の記事作成に活かしましょう。
初心者のうちは、修正を数多く経験して、ライティング力を磨くことに慣れてください。
ライティングの案件は無限にある
とはいえ、修正回数が多いと契約を切られてしまうかもしれません。
フリーランス独立をしている場合、契約が切られるとかなりメンタルに響きます。
では、どのように「壁」を乗り越えるのか?
それは、ライティングの案件は無限にあると考えることです。
Webライターの仕事は、クラウドソーシングサイトを見れば分かりますが、大量にあります。
もし契約を切られてしまったら、ほかの案件で頑張ろうぐらいの余裕を持ちましょう。
急なトラブルにも対応できる力を付ける
修正だけなら、まだかわいいものです。
全面的に記事内容に変更がある場合、時間を失ったことへの失望をすさまじく感じます。
心に余裕を持つ
Webライターの仕事は、クライアント無くして成立しません。
何が起きてもクライアントが有利であることは変わらないため、割り切ることも大事です。
わたしはクライアントが全てだと思って仕事をしてます。
関係性にもよりますが、相手を信用して心に余裕を持つことの壁を越えるようにしましょう。
仕事だけではダメ。常に勉強する姿勢。
Webライターに特別なスキルは必要ありません。
そう考えると、プログラミングや動画編集と比べると、かなり楽だと思います。
しかし、やってみればわかりますが、Webライターは記事を書いているだけでは稼げるようになりません。
担当ジャンル以外も勉強
高単価になるほど専門的な知識が必要とされます。
わたしが担当しているビジネス系は、時事的な情報や話題となっていることをいち早く記事かする必要があり、用語などの意味を勉強する必要があります。
また、記事の質を向上させるには、担当ジャンル以外からも知識を取り入れて執筆しなければなりません。
そのため、常日頃から経営者やインフルエンサーの発信を追いかけています。
Webライターで高収入になるための壁を越えるには、勉強が欠かせません。
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安定したWebライターとして独立する方法
安定性のあるWebライターとして独立するためには、前述した「壁」を乗り越える必要があります。
わたしもまだまだ発展段階であるため、偉そうなことは言えません。
しかし、初心者Webライターから仕事を始めて、サラリーマンの水準まで収入を挙げることができました。
メンタル的に挫折したことも多々ありましたが、ここまで来られたのは必死に壁を乗り越えたことが理由です。
未経験でのWebライター独立はおすすめしたくない
正直なところ、わたしのような挫折をWebライターを目指す方に経験してほしいと思っていません。
そのため、よほどの覚悟が無い限り、未経験からWebライターの独立はやめておくことをおすすめしたいです。
自分に十分なメンタル耐久力がないと感じるのであれば、人生そのものを壊してしまうので非常に危険です。
副業として稼いでみることが大事
不安があるなら、すぐに独立せずに、「副業」からスタートしましょう。
Webライターであれば、時間的な負担も少ないので、サラリーマンと平行しながら作業を行えます。
本音を言えば、わたしもWebライターを副業として始めれば良かったと後悔しています。
まずは、副業から初めて稼げるようになったら、独立しても遅くありません。
こちらも参考にどうぞ
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未経験からWebライター独立は過酷。でも、挫折を経験すると伸びる。
未経験からのWebライターは過酷の一言です。
メンタル的に強くないと、猛烈に消耗します。
なので、みなさんはいきなり独立するのではなく、副業から始めるようにしてください。
副業時代に「壁」を超えておけば、スムーズに独立できますよ。