どの国に行っても現地の習慣や文化が異なります。
日本の習慣を当たり前だと思って海外に行くと、思わぬトラブルに見舞われることもあるので注意しましょう。
中国旅行で注意することをまとめました
そこで、今回は中国旅行に関して、注意するべきことをまとめました。
わたしの主観的な部分もありますが、事前に認識しておくことでトラブルも回避できるはずです。
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中国旅行で注意するべきこと11選をご紹介
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中国旅行で注意すること11選
わたしは、年に10回ほど中国に訪問しています。
これまでに、北京・上海・西安・洛陽・厦門(アモイ)・杭州・紹興・南京・蘇州・広州・深圳・中山・珠海に行きました。(おそらくもっと行ったと思いますが、忘れました。)
日本と同様に各地域で習慣や雰囲気も異なりますが、「中国全土」で言える注意点があります。
そこで、「中国旅行で共通して言える注意点」について11個まとめました。
注意すべきこと
①列を抜かされる
②ホテルはトラブルありがち
③中国人は怒ってません
④トイレはまじで要注意
⑤壁がとにかく薄い
⑥怪しい人には着いて行かない
⑦支払いはぴったりがいい
⑧飯の量が異常に多い
⑨電動自転車は中国最大の悪
⑩基本中国語しか通じません
⑪日本で使ってるSNSは使えません
それでは、以下の解説を参考にして中国旅行を楽しんでください。
①列を抜かされる
日本でも中国人に列を抜かされたといったトラブルがありますね。
最近では監視が増えていることや全体的な道徳観の向上もあり、列を抜かされることも少なくなりました。
しかし、中国旅行をしていると1回以上は列を抜かされることがあると思うので、気を付けてください。
お年寄りが多い
個人的な見方ですが、中国で列を抜かすのはお年寄りが多い気がします。
高速鉄道の切符を受け取るために受付のスタッフとやり取りをしている最中に、後ろから突っ込んでくる人を多く見てきました。
また、地下鉄の乗降もスタッフが「先下後上(下車する方を優先にしましょう)」というスローガンをあげていますが、ほぼ無秩序なので注意しましょう。
②ホテルのトラブルはありがち
日本だとインターネットや電話で予約をすれば、当日問題なくチェックインできるのが当たり前です。
中国に限らず、海外旅行ではありがちなことですが、ホテルの予約にトラブルが発生します。
数十回中国を旅行をしましたが、そのうちの何回かはチェックイン時にトラブルがありました。
中国人しか泊まれないホテル
あまり詳しいことは分かりませんが、ホテルによっては中国人しか泊まれません。
たまにインターネットから予約をして、実際にホテルに行くと「外国人は泊まれない」と言われてチェックインできなかったことがあります。
また、日本人は2週間のノービザで中国に入国できますが、それを知らないホテルスタッフもいるので「ビザないから泊まれないよ」と言われたことも…
ビザに関しては説明すれば宿泊できますが、外国人不可のホテルを選ばないように気を付けてください。
外国人が宿泊できないホテル予約してしまって、夜中に着いてチェックイン断られ
ロビーのソファで朝まで寝ていい?って聞いたらそれはおk って寝かせてもらった事あります— 中国こわい (@livein_china) April 9, 2016
③中国人は怒ってません
中国を旅行するおそらく必ず聞くであろう言葉が「あ?????」です。
日本人の感覚的には、「あ????」と言われると喧嘩を売られていると勘違いしてしまいますよね。
じつは、この「あ????」は全く怒っているわけでもなく、喧嘩を売っているわけでもないので安心してください。
「えっ?」と同じ
相手の声が聞こえづらいとき、日本人であれば「え????」と発しますね。
日本語の「え????」は、中国語では、「啊????」と表記され、日本語とおなじように「相手の声が聞きとりにくいとき」に使います。
この「あ????」は中国だけでなく、台湾でも同様に使われるので、中国語を始めたばかりのころはかなりメンタルやられました。
④トイレはまじで要注意
中国を旅行する際の最大の悩みが「トイレ」です。
最近では、国によるトイレ革命が行われているようですが、かつてニーハオトイレと言われたように、プライバシーが意識されていないトイレが数多く残っています。
洋式がない
日本だと公園のトイレや駅のトイレは和式が残っていますが、家やデパートのトイレはほぼ洋式ですね。
中国は真新しいビルやショッピングモールでも、「和式トイレ」しかないといったことがよくあります。
以前、飲食店で利用したトイレが「男女兼用の和式トイレ」だったのですが、そりゃもうとんでもないことになってました。
ペーパーは持参必須
中国のトイレは個室にトイレットペーパーが取り付けられていません。
ペーパーを盗んでいく人が多いなど色々問題があると言われていますが、ペーパーを忘れないように気を付けてください。
なお、ペーパーがどうしてもないときは、トイレの自販機で購入や、指紋でペーパーをもらえるシステムがあるので頑張って入手しましょう。
⑤壁がとにかく薄い
初めて中国のホテルに宿泊してびっくりしたのは、「壁の薄さ」です。
日本でも安めのビジネスホテルであれば、外からの声や機械音が多少入ってくることがあります。
しかし、中国のホテルは基本的にダダ漏れでした。
日本が特別かもしれない
中国に限らず、海外のホテルは壁が薄いことがよくあります。
朝は目覚まし時計ではなく、外からのおばさんの声で起きるといったことも普通のことです。
もちろん、ホテルのランクが上がれば壁のつくりもしっかりしているはずなので、プライバシーなどを気になれる方はホテルの予約時にレビューを確かめてください。
耳栓が便利です
わたしは、海外のホテルに宿泊する際には、かならず耳栓を使用しながら寝ています。
夜中はある程度寝れますが、朝に外からの声で起きてしまうのは1日の機嫌に影響しかねません。
中国はもちろんのこと、東南アジア・ヨーロッパなどを旅行する際には耳栓を忘れずに。
⑥怪しい人に着いて行かない
当たり前のことですが、見ず知らずの人に着いていくのはやめましょう。
わたしは、過去に上海でひどい目に遭いました。
上海はとくに注意
上海は外国人観光客や地方から来た中国人を狙った詐欺師が多くいます。
上海の有名な観光地「外灘(バンド)」で写真を撮りましょうと声をかけられて、付いて行ったら高額なものを買わされたなんて話も多いです。
20,000円騙されました
わたしは、「南京東路」で日本語ができる中国人に呼び止められました。
色々やりとりを経て、一緒にご飯を食べに行ったところ「ワイン1杯300元(4,500円)」の伝票が届きました。
相手が5杯ほどワインを飲んだので、20,000円以上を請求されたという話です。
日本にいる中国人に相談したところ、店と女が繋がっている「酒托」というよくありがちな詐欺でした。
初めての中国旅行で初日に騙されてしまった「上海」は、今でもトラウマでそれ以来行っていません。
⑦支払はぴったりがいい
中国では、「電子決済」が進んでいます。
ただし、「電子決済」が必須というわけではなく、もちろん普通に現金払いも可能です。
中国旅行する際には、「電子決済用のアプリを入れた方がいい」と話す人がいますが、あまり気にしないようにしてください。
現金は細かく持っておくべき
電子決済をしなくても問題ありませんが、現金で支払う場合、なるべくぴったり払えるようにしておきましょう。
個人商店や客の多い時間帯だと、お釣りが多いと面倒くさく思われる場合があります。
また、ご存じの通り偽札が多く出回っており、少額の支払いに最高紙幣の100元を出すと念入りにチェックしだすので、時間的に困る方は気を付けてください。
⑧飯の量が異常に多い
良いのか悪いのか判断できませんが、中国ではご飯の量が異常なほど多く出されるのに注意してください。
例えば、200円ぐらいのスープを注文すると、10人で丁度良いくらいの巨大なお椀をいっぱいにした状態で届けてきます。
頑張って食べようとしますが、とても一人では食べきれない量です。
対処法はなし
残念ながら対処法はありません。
強いて言うなら、注文時に「少一点(少なめに)」と伝えておくことぐらいです。
わたしてきには、安くて腹20分目ぐらいまで食べられるので、中国のご飯の量は気に入っています。
⑨電動自転車は中国最大の悪です
中国旅行では「交通事故」にも気を付けてください。
車はある程度自発的に注意できますが、電動自転車は前からも後ろから突然やって来るので、避けるのに精神力を消耗しがちです。
この電動自転車は、「外国人が感じる中国最大の悪」だと思っています。
【中国深セン自転車】ホテル前の歩道を走るチャリンコは、見た目6割が電動自転車改造版、4割がシェアサイクル。電動自転車は漕がずに30kmぐらいの猛スピードで突っ込んで来るw もう完全な電動スクーター。子供二人乗せて走る猛烈お母さんも pic.twitter.com/6ykSZV05n4
— 三上洋 (@mikamiyoh) December 2, 2018
⑩基本中国語しか通じません
海外旅行であれば英語ができれば、ある程度のコミュニケーションに困らないと言われています。
しかし、中国ではほぼ英語が通じません。
若い世代では英語を喋れる方も増えていますが、依然として中国語しかできないという方が多い印象です。
ちょっとした中国語ができると便利
日本でも日本語しか通じないことが多いですが、正直中国はそれ以上に英語が通じません。
空港なんかでも英語喋らないスタッフがいるので、トラブルになっている現場をたまに見ます。
「中国語を勉強しろ」とは言いませんが、個人的には簡単な中国語ができると楽です。
もちろん、スキルとしての中国語ではなく、スマホで翻訳したり、旅行用の会話本を持参したりすることで、コミュニケーションも取りやすくなるはずです。
⑪日本で使ってるSNSは使えません
中国旅行で最も気を付けるべきことが、日本で使用しているSNSを使用できないことです。
知っている方が多いと思いますが、中国ではインターネットの規制が行われているため、海外のサービスを利用できません。
たとえば、LINE・Facebook・Instagram・Google検索・YouTubeなんかは全て遮断されています。
壁越え用のSIMカードを使いましょう
中国のインターネット規制を超える(通称:壁越え)ためには、VPNかSIMカードを使用する必要があります。
※VPNについてはこちらで説明≫中国のインターネット規制を回避する方法
短期旅行者であれば、SIMカードが楽です。
中国以外の国から「ローミング(インターネット通信を他国で中継する)」することで、中国で規制されているSNSサービスを利用できるようになります。
そのためには、中国以外で通信できるSIMカードが必要です。
中国でインターネット規制を回避できる「SIMカード」は以下を参考にしてみてください。
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中国旅行用におすすめのSIMカード12選
中国では政府によってインターネット規制が行われているため、中国現地のWi-FiやSIMカードを利用してもGoogle・LINE・Instagram・Twitter・YouTubeなどに接続できません。 ...
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海外旅行でトラブルは当たり前
中国に限らず「海外でのトラブル」は当たり前だと思いましょう。
逆に海外からの訪日外国人が、日本で抱えている不満も多くあります。
中国旅行を検討されている方は、事前に本記事を参考にしながら心の準備をして、カルチャーショックを抑えてください。
以上です。