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台湾で中国語を学ぶメリットとデメリットとは?【発音や環境に注目】

台湾で中国語を学ぶメリットとデメリットとは?【発音や環境に注目】

海外で中国語を学ぶ上で迷うのが、「中国で中国語を学ぶ」か、「台湾で中国語を学ぶ」かの2択です。それぞれメリットデメリットがあるため、どちらが良いとは言えません。私は、現在を含め台湾で、2回中国語の学校に通いました。2回の語学学習の中で感じた台湾で中国語を学ぶメリットとデメリットについて、お話させていただきます。

台湾で中国語を学ぶメリットとデメリットとは?

まずは、台湾で中国語を学んでメリットとして感じたことについてお話します。私は、中国で中国語を学んだ経験がありません。あくまでも、台湾での2回の語学学習で感じたメリットです。

①生活する環境が日本に近い

②中国語の発音が日本人に適している

③語学学校の授業料が安い

 

①生活する環境が日本に近い

生活する環境が日本に近い

1つ目は、生活する環境が近いことです。台湾に旅行や仕事で訪れたことがある方は感じているかもしれませんが、海外の中でも台湾は日本に近い環境があります。もちろん言語や食事は異なりますが、日系企業が多く進出しているため簡単に日本の物が手に入ったり、日本式サービスの享受が可能です。

日本語を喋れる台湾人も多く、中国語を始めたばかりで中国語に自信が無いという方でも安心できます。また、日本人が多く住むエリアに拠点を構えれば、日本人との接触もでき、台湾自体の治安も安定しています。

 

②中国語の発音が日本人に適している

中国語の発音が日本人に適している

中国語を学ぶ上でマスターしなければならないのが発音です。中国語には4つの発音(四声)や日本語にはない舌を使った発音が求められます。日本語は発音がないことや口先だけで会話のできる言語であるため、日本人が中国語を学ぶときに発音に最も苦戦します。

中国語の発音は、大陸によってもエリアで異なります。北部(北京より北)は訛りがきつく、舌をこれでもかというほど使い、日本で良く聞く中国人の代表的な発音です。一方、上海より南になると、そこまで舌を使わずに発音をします。訛りもきつくないため、日本人とっては聞きやすい中国語です。

 

 台湾は発音に癖がない
台湾は、福建省にルーツを持つ人が多く、発音も南部特有の舌をあまり使わずに発音をします。これが、日本人にとっても発音しやすい中国語であり、台湾で中国語を学ぶメリットです。

 

③語学学校の授業料が安い

語学学校の授業料が安い

 

3つ目は、中国語の語学学校の授業料が安いことです。台湾で中国語を学ぶ場合、大学が設けている語学学校に通う人がほとんどです。私も、台湾大学と淡江大学に通いました。

 

 淡江大学の学費が安い
台湾の語学学校はそれぞれの学校によって異なりますが、授業料がとても安いです。台湾大学は1学期(12週間180時間)40,000台湾ドル=145,000円です。

一方で、淡江大学は1学期(15週間187時間)で28,000台湾ドル=100,000円でした。台湾大学は少人数のため、若干高めですが、淡江大学はコスパが優れています。

 

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台湾で中国語を学ぶデメリット

一方で、台湾で中国語を学んでいる上で、デメリットであると感じる部分についてお話します。先にもお話しましたが、中国での留学経験がないため、台湾の語学学習だけで感じたお話です。

①繁体字を学ばなければならない

②油断をすると日本人に囲まれる

③中国に否定的な人が多い

 

①繁体字を学ばなければならない

繁体字を学ばなければならない

台湾で中国語を学ぶ上でのデメリットは、繁体字を学ばなければならないことです。これは、メリットに感じる方もいれば、私のようにデメリットと感じる人もいます。台湾で語学学校に通うとすべて繁体字で中国語を学びます。

 

 繁体字は覚えにくい
中国と台湾では話す上での中国語はほぼ同じですが、文字については中国が簡体字、台湾が繁体字を用います。繁体字は日本語の漢字に近いですが、より複雑な感じも多いです

 

 中国では簡体字
では、なぜデメリットかというと、これから中国で中国語を使っていきたいと思う方は、わざわざ繁体字を学ばなければなりません。私個人としては、圧倒的に簡体字の方が筆記が楽であるため、繁体字を学ぶのは辛いです。もちろん、並行して簡体字の漢字を学べば問題ありません。

 

②油断をすると日本人に囲まれる

油断をすると日本人に囲まれる

語学を学ぶ上で、最も気を付けなければならないことは、同じ国人同士で固まってしまうことです。私は過去にフィリピンで英語を勉強していましたが、日本人同士で固まるグループも多く、あまり英語が上達している雰囲気はありませんでした。台湾は日本人が生活しやすいことことから、多くの日本人学習者が留学をしています。

 

 台湾には日本人がたくさんいる
10人のクラスの中に3人は確実にいると思った方が良いです。それほど日本人が多いため、日本人同士でくっつくことで中国語を喋る必要のない環境が出来てしまう恐れがあります。

 

 現地の台湾人と交流すべき
語学留学はあくまで現地の人と交流し、その土地の言語を学ぶべきものであるため、日本人とくっつきすぎないように注意した方が良いです。

 

③中国に否定的な人が多い

中国に否定的な人が多い

3つは、 台湾という土地柄であるため、中国本土に否定的な方が多いです。これもデメリットと感じない方はスルーしてください。私は、中国本土にも良く旅行に行きますが、それほど悪いイメージは持っていません。台湾と同じようにもてなしてくれる人も多く、毎回楽しい思い出を頂いています。

 

 台湾では中国に否定的
ご存じの通り、台湾人は中国本土に対して敵対する感情を持つ人が多いです。それは、街の中だけでなく学校でも同様です。先生にもよりますが、中国に対して民間的にも悪く思っている方がいます

各国から集まった生徒は尚更、中国に対してのイメージが悪く、中国の話題になると一方的に中国が悪く言われることが多いです。台湾で中国語を学ぶ選択をした背景にも、中国が嫌いだから台湾を選んだという人もいます。

 

 我慢は必要
中国にルーツを持ち、中国に悪いイメージを持たない方が台湾で中国語を勉強すると気分を害してしまう場面があるかもしれません。

 

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台湾で中国語を学ぶメリット・デメリットのまとめ

個人的な意見ばかりお話しましたが、台湾で中国語を学ぶ上でメリットとデメリットが存在します。私は、中国で中国語の留学をしていないため、どちらが良いという提案はできません。

 

 なんだかんだ台湾は楽しい
しかし、台湾で中国語を勉強していて、楽しい思い出の方が多いです。学校が終わっても、連絡を取り続けている人もおり、一生の友達を探せる場所でもあります。中国でも台湾でも中国語を話せるようになるのが、最終目的です。どちらを選んでも、悔いのないように勉強しましょう。

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