英語ができるのが当たり前の世の中ですが、英語が苦手な方も多いはずです。私も英語が嫌いすぎて、学生時代は英語の授業が嫌で嫌で仕方ありませんでした。
とはいえ、世界には英語以外にも優れた言語があります。
この記事のRecord
中国語を学ぶ3つのメリット
でも、これからの世界を生きる中で、日本語ができるだけで人生を終えてしまうのも、もったいないです。世界には、英語以外にもさまざまな言語が存在します。
そこで、おすすめしたいのが中国語です。
「やっぱり中国語か」と思われる方もいれば、「なぜ中国語?」と思われる方もいるかもしれません。
中国語が話せるようになれば、メリットしかありません。
では、どんなメリットがあるのでしょうか?5年中国語を勉強している私の経験から紹介します。
①中国・台湾以外でも中国語は通じる
②中国語ができると人間関係が広がる
③中国語はお金になる
スポンサーリンク
①中国・台湾以外でも中国語は通じる
中国語は中国はもちろんのこと、台湾でも話されている言語です。「中国でしゃべられている中国語」と「台湾でしゃべれられている中国語」は微妙に違いますが、今回の記事では同じ中国語とします。
それでは、中国語が話されている国は中国と台湾だけでしょうか?
いいえ、違います。中国語は、中国・台湾以外でも通じる言語です。
中国語が通じる国は次の通りです。
①香港
②東南アジア
③北米・ヨーロッパの一部
1つずつ順番に見ていきましょう。
香港
香港は旧宗主国がイギリスであったことから、英語を話せる人が多いです。
香港は広東語が第一言語
また、香港や隣接する中国の広東省では、中国語の家族である広東語が第一言語として話されています。ただし、この広東語は、日本人が知る中国語(普通語や北京語と言います)とは全く異なる言語です。話が飛躍してしまうため、広東語のことはまた別の記事で解説します。
広東語が第一言語なら、香港では普通語や北京語は話されないじゃないかと思われた方もいるはずです。香港では、広東語や英語が主流として話されていますが、日本人の知っている普通語や北京語も話すことができます。
香港は広東語が第一言語
香港が1997年に中国返還されたあと、中国政府により香港でも普通語・北京語の教育が始められたためです。実際、30歳くらいまでの香港人であれば、流暢な中国語を話します。また、中国と取引をしている人であれば、もちろん中国もできる方が多いです。
東南アジア
「香港はまだ分かるけど、東南アジアで中国は通じないだろ!」。その通りです、東南アジアは国ごとに言語がバラバラです。タイはタイ語、ベトナムはベトナム語と第一言語は中国語ではありません。
なぜ、東南アジアで中国語が通じるのか?
理由は3つあります。
①昔から中国からの移民が多い
②中国の経済発展に伴い中国語を勉強している人が激増
③中国の旅行者が多い
①中国からの移民が多い
中国と東南アジアは陸で繋がっています(インドネシアは除く)。歴史的にも、中国と東南アジアは関係が強く、中国から東南アジアへの移民も多いです。私の大好きなタイには、中国系タイ人も多く、中国語を話せるおばちゃんがたまにいます。
タイで中国人に勘違いされて中国語で話しかけられますが、実は相手は中国人ではなく、タイ人だったということが多いです。
また、シンガポールやマレーシアは中華系が多くいます。シンガポールは普通に中国語が通じますし、マレーシアは中華系であれば中国語での会話が可能です。
②中国の経済発展に伴い中国語を勉強している人が激増
また、近年の中国の経済発展により、東南アジアでは中国系企業の進出が増えています。日本企業も東南アジアに進出していますが、その倍、いや10倍以上の中国企業が東南アジアに拠点を出しているのが現状です。
現地のタイ企業よりも給料も多いようで、中国語を学べば給料が増えるという理由で、中国語を話せる東南アジア人も増えています。
ベトナムに行くと、英語より中国語ができる方が多くてビックリです。
③中国の旅行者が多い
日本でも当たり前の光景となりましたが、中国人の旅行者が多いです。東南アジアも日本と変わらず、中国人観光客が多く訪れます。
そこで、役立つのが中国語です。
日本だと商売のために、言語を学ぶという習慣がありません。
しかし、中国はもちろん、東南アジアは商売のためであれば勉強します。バンコクにチャイナタウンのタイマッサージ屋に行くと、ほとんどのタイ人が中国語を話せます。
イサーンというタイ東北部の田舎から出稼ぎにバンコクに来ている友人がいますが、客を得るために英語と中国語ができるようになったそうです。日本人とは、商売に対する意識が全然違いことに関心します。
北米・ヨーロッパの一部
アメリカやカナダの北米、ヨーロッパの一部でも中国語が離されています。
北米(カナダ・アメリカ)
北米はほとんどが移民です。
カナダに至っては、中国語の人口が103万人います。ほとんどがバンクーバーらしいですが、行ったことがないので実状は分かりません。
アメリカは、西海岸のサンフランシスコ辺りの中国語人口が多いです。
また、中華系の富豪がアメリカにはごっそりいるので、中国語人口は相当数います。私の友人にニューヨーク生まれの華人(母親が中国人)がおり、英語も中国語もペラペラです。
一部のヨーロッパ
こちらも移民がほとんどです。
地域に根付いて商売をしている中華系が多く、コミュニティも出来上がっています。マドリードやミラノの個人商店に行くと、中華系のおばちゃんと中国語の練習ができるのでおすすめです。
スポンサーリンク
②中国語ができると人間関係が広がる
中国語ができると人間関係が広がります。
「英語も同じじゃないか」と思われる方もいるはずです。
中国語ができると人間関係が広がるというのは中国語ではなく、中華思想にあります。
ところで、中国人に対してどのようなイメージを持っていますか?
・うるさい
・自己中
・汚い
と思われている方がほとんどです。
仕方ありません。そのように世間が根付けてしまっているからです。
私が中国に関わってから感じた中国人はこちらです↓
・元気ありすぎ
・人懐っこすぎ
・友達認定早すぎ
正直、中国にプライベートで良く行くようになるまで、マイナスのイメージがありました。しかし、中国に行くようになってから段々イメージが変わりました。
もちろん、汚いところは汚いですし、うるさい人はうるさいです。まあ、日本人も同じですよね。割り切りました。
中華思想とは
本題に戻すと、中国人や台湾人・香港人には中華思想があります。中華思想というと難しいですが、友達や家族を大事にする文化が強いです。少し話しただけで、良くしてくれたり、こちらが重く感じるほど手厚くしてくれます。
中華コミュニティは強力
そして、中華系の方と仲良くなると、コミュニティに入れてもらうことが可能です。仲間同士でプラスになる情報や人の紹介をしてくれることがあります。これが、中国を学ぶ上での最大のメリットと言っても過言ではありません。
スポンサーリンク
③中国語はお金になる
3つ目です。
中国語を勉強すれば、お金になって還元されます。
中国語は日本人が勉強するメジャー言語です。しかし、話せるようになるまで勉強する方が多くいません。ちょっとした会話で学習が終わってしまうことや、勉強しても遊学(ほぼ遊びの留学)がほとんどです。
中国語をそつなくこなせる人材がそこまで多くないのが現状です。
中国語の人材が必要
中国からの旅行客が増えていることや、中国の勢いが増す中で、中国語を話せる人材が求められています。企業に所属するのはもちろん、個人で働くにしても中国語はお金を生み出す言語です。
スポンサーリンク
日本人は生まれた時点で中国語の中級レベル
日本人は非中華圏のなかで、もっとも中国語を勉強しやすい国民です。
中国語と日本語のは共通するものがあります。
漢字は強い味方
日本の漢字文化のおかげで、日本人は中国語の中級レベルです。
台湾で中国を勉強している外国人に、中国語の何が難しいと聞くと、口をそろえて「漢字」と言います。それほど、漢字を覚えて、書くのが難しいということです。
なかなかイメージできない方は、タイ語を見てみましょう。
ขอบคุณ ครับ/ค่ะ
覚えられますか?すぐに書けるようになりますか?
なりませんね。
これが、中国語を勉強する日本人以外の外国人が感じている漢字の難しさです。そして、日本人の何よりのアドバンテージです。
発音は矯正できる
中国語は発音が難しいですが、喋っていれば発音は矯正できます。漢字は量も多く、基本書かなければ覚えられないため、時間が必要です。この時点で、外国人とスタートラインが異なります。
【おまけ】中国語を始めたばかりの方におすすめの参考書
中国語を勉強する上で、一番難しいのが「勉強をすることです」
言語の勉強は本当に難しいです。勉強法も個々で異なり、正解はありません。
会話がゴール
しかし、言語を学ぶ上でのゴールは全員同じです。ネイティブと会話をできるようになることです。では、何を勉強すれば良いかと言うと会話以外ありません。
会話の参考書
私が、中国語を勉強し始めていたことに使っていた参考書です。内容は初心者向けの短い会話がベースですが、上級者になっても必要になる会話ばかりです。
この参考書で会話のベースを作りながら、語彙・文法を増やすのが効率の良い中国の勉強方法だと思います。
長くなりましたが、中国語は一生の宝になる言語です。
中国語に興味のない方も中華圏に旅行をしてみてください。
きっと、中国語を勉強したくなります。