中国のなかでも観光都市が多いのが、上海周辺です。
浙江省や江蘇省には中国を代表する観光地が多くあります。
なかでも魅力的な都市として挙げられるのが「中国・紹興市」です。
上海から高速鉄道で1時間ほどの場所にあり、旅行もできる紹興の名所をご紹介します。
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上海から日帰り観光できる紹興の名所を紹介
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上海から日帰り観光できる紹興市の名所とは?
紹興市は上海から日帰りで観光できる都市です。
大都市上海に隣接する「浙江省」に紹興市は位置しており、高速鉄道を利用して移動できます。
浙江省は上海の隣
上の地図の写真で赤い円で囲んでいるのが「浙江省」です。
地図を見ればすぐにわかりますが、浙江省は上海の隣に位置しています。
海にも面しており、中国のなかでも発展している都市が多いのが特徴です。
浙江省の省都は「杭州」という都市で、紹興市、寧波市、温州市などもあります。
上海から紹興市までのアクセス方法
上海から紹興市までのアクセス方法は、高速鉄道が便利です。
上海には複数の高速鉄道のターミナル駅がありますが、「上海虹橋駅」から紹興市までの向かう高速鉄道が出発しています。
上海からは「上海虹橋駅」を使う
上海から紹興市までアクセスする場合、「上海虹橋駅」を利用します。
上海虹橋駅は、上海市の西側に位置する高速鉄道の駅です。
駅のすぐ隣には、羽田空港からも直行便が出ている「上海虹橋空港」があります。
上海から高速鉄道で90分
上海虹橋駅から紹興市までの移動時間は、高速鉄道利用で約90分です。
中国の高速鉄道は便によって停車駅や駅での停車時間が異なりますが、約90分として見ておけば問題ありません。
上海虹橋駅から1時間に6本以上出ており、時間帯を選ばずに移動できるのが便利ですね。
紹興市の玄関「紹興北駅」
紹興市の玄関は「紹興北駅(中国語は紹興北站)」です。
紹興市には、紹興北駅と紹興駅の2つありますが、高速鉄道が停車する駅は「紹興北駅」のみとなっています。
紹興北駅は中国でいう地方都市の駅ですが、規模の大きさに圧倒されました…
高速鉄道の運賃は1,200円ほど
最後に、上海虹橋駅から紹興北駅までの高速鉄道の運賃です。
高速鉄道の運賃は、座席の等級によって変わり、「二等席:75元(約1,200円)」、「一等席:150.50元(約2,300円)」「ビジネス席282元(約4,400円)」でした。
「二等席は2席+3席」、「一等席は2+2」、「ビジネス席は1+2」です。
90分のアクセス時間であれば、二等席を予約すれば問題ありません。
高速鉄道の予約はTrip.comが便利
高速鉄道の切符を予約する場合、Trip.comが便利です。
【Trip.com】公式サイト
中国最大の旅行代理店で、日本だけでなく世界的な知名度があります。
ホテルや航空券の予約も可能なので、まとめて予約するのもおすすめです。
紹興北駅からはバスで移動
高速鉄道「紹興北駅」から「紹興市市街地」までは、バスで移動します。
というのも、中国の高速鉄道駅は規模が大きく、街の中心地から離れているためです。
「紹興北駅を出て右手にあるのがバス停」です。
運賃は、10元もかからないほどです。
全てのバスが紹興市市街地まで向かいますが、心配であれ、ホテル名或いは観光地の名前を用意しておきましょう。
ホテルサイト一覧
紹興酒の発祥地
紹興酒というお酒を聞いたことがありますか?
聞いたことはあるけれど、飲んだことはないという方も多いのではないでしょうか。
実はこの「紹興酒」は、「紹興市」が発祥です。
紹興酒は飲みやすい
紹興酒は日本人にも飲みやすく、お酒特有のアルコールの味もしません。
ただし、アルコールの度数は10%ほどあるタイプもあるため、飲みすぎには気を付けましょう。
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紹興市4つの名所
紹興市は、上海から高速鉄道で90分とアクセスしやすく、日帰り観光に最適です。
コンパクトな街なので、観光地のポイントを抑えれば効率的に廻れます。
日帰り観光で楽しめる「紹興市」の名所を4つまとめました。
紹興市4つの名所
①魯迅故里
②魯迅中路
③沈氏園
④紹興酒アイス
①魯迅故里
紹興市の観光スポット1つは、「魯迅故里」です。
日本でも有名な魯迅という人物を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
教科書に出てきた魯迅
魯迅は、中国だけでなく世界的に有名な小説家で、1904年には日本へ留学もしていました。
代表作としては、「阿Q正伝」 や「狂人日記」ですね。
魯迅の故郷「紹興市」
日本でも有名な小説家である魯迅が生まれた場所が「紹興市」です。
魯迅故里は、中国での「全国重点文物保護場所」、「全国100箇所愛国主義教育模範基地」、「国家AAAAA級観光地」として登録されています。
中国の昔ながらの良さを感じる
魯迅故里では、魯迅が実際に育った家屋を見学でき、中国らしい懐かしさを感じられます。
また、魯迅故里は入場料は必要なく、パスポートがあれば無料で入場できる観光地です。
②魯迅中路
紹興市の観光スポット2つは、魯迅中路です。
マーケットのようになっており、飲食店や休憩できるスペースが並んでいます。
魯迅中路のスイーツ
魯迅中路でおすすめのスイーツが「木蓮(mu lian)ゼリー」です。
ゼリー状で、口に入れるとサッパリとした味を楽しめます。
ミントに近い味わいで、暑い夏にぴったりでした。
魯迅故里内をボートで遊覧
魯迅故里には、水路が張り巡らされており、ボートでの遊覧が人気です。
雰囲気を味わいたいのであれば、ボート遊覧も利用してみましょう。
③沈氏園
紹興市の観光スポット3つは、「沈園(沈氏園とも呼ばれています)」です。
沈園は、中国が宋の時代に造られた庭園で、庭園の主人の名前が「沈」であることから「沈園」と呼ばれるようになりました。
中国の庭園は広大
と中国の庭園は日本とはくらべものにならないほど広大です。
また、中国は街が騒がしいのですが、庭園にはいると一切音が入らないため、静かな環境に居られます。
都会の中でも静か
紹興市は中国の地方都市ではありますが、500万人もいる都市です。
街に出ると、中国らしい賑やかな街ですが、沈園に一歩踏み入れると静かさに包まれます。
広大な沈園はどこに行っても静かで、中国にいることを忘れてしまうほどでした。
普段とは、少し違った中国を感じたいなら中国庭園に行きましょう。
④紹興酒アイス
紹興市の観光スポット4つは、観光地ではなく「紹興酒アイス」です。
名前の通り、紹興酒をそのままアイスにしたものですが、アルコールが抜かれており子供でも食べられます。
甘い紹興酒アイス
紹興酒は、苦みもあまりなくウイスキーに近い味がします。
とても甘く、お酒のアイスとは思えないほどまろやかで口に溶けます。
紹興酒ミルクティーもあります
紹興酒アイスのほかに、紹興酒ミルクティーも販売されています
紹興酒アイスと味が似ており、ミルクによって更にまろやかな味わいでした。
紹興市の二大スイーツに認定です。
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紹興市の観光をさらに楽しむ方法
紹興市は上海からもアクセスしやすい都市で、日帰りでの観光にもおすすめです。
そこで、紹興市の観光をさらに楽しめる方法をご紹介します。
LINEやInstagramでシェア
紹興市は中国のなかでも古い建物が多く、素敵な写真を撮影できます。
そこで、LINEやInstagram友人や家族にシェアをしたい方も多いのではないでしょうか。
インターネット規制を超える必要
ただし、中国ではインターネット規制が行われており、日本で利用しているGoogle・LINE・Instagramなどを利用できません。
中国でも日本と同じようにインターネットを楽しむためには、香港のSIMカードが必要です。
詳しくは、下記の記事でご紹介していため参考にしてみてください。
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中国旅行に必須のおすすめSIMカード12選
中国では政府によってインターネット規制が行われているため、中国現地のWi-FiやSIMカードを利用してもGoogle・LINE・Instagram・Twitter・YouTubeなどに接続できません。 ...
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【まとめ】上海から日帰りで行ける紹興市
紹興市は歴史を感じられるだけでなく、庭園でゆっくりするなど満喫できます。
上海からも高速鉄道で90分ほどでアクセスできる街で、日帰りにも最適です。
それでは、紹興市の旅行を楽しんでください。
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