ヨーロッパの物価は日本とそこまで変わらず、旅行だけでも結構お金がかかります。とくにホテルの料金は高く、普通のビジネスホテルでもシングルルームで1万円越えはよくあることです。
貧乏旅行者にとって難易度の高いヨーロッパですが、宿泊料金を抑えるために「ゲストハウス」の利用がおすすめです。マドリードには1週間ほど滞在しますが、全日程をゲストハウスで過ごしています。
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ゲストハウス「Generator Madrid」概要
「Generator Madrid」は、アメリカ・ヨーロッパにゲストハウスを展開している「Generator」グループのマドリード店です。Booking.comでゲストハウスを探していたところ、安くて評判が良いということで泊まってみました。
アクセス方法
まずは、「Generator Madrid」のアクセス方法からです。「Generator Madrid」はマドリードのウニベルシダーという地域にあります。マドリード・バラハス空港からは、マドリード地下鉄8号線に乗り、終点「Nuevos Ministerios駅」でマドリード地下鉄10号線に乗り換え。
10号線からは「Puerta del Sur(プエルタ・デル・ソル)駅」行きに乗り、途中の「Plaza de España」で降ります。駅から「Generator Madrid」は徒歩で5分ほどでした。
カフェの多い街
ほかの記事でも紹介しましたが、Generator Madridが位置する「ウニベルシダー」はカフェが多いです。路地裏にいくつものカフェがあるので、Generator Madridに宿泊した際には、カフェ巡りをしてみてください。
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部屋のプラン
Generator Madridはゲストハウスなので、部屋によって人数が異なります。一番多い人数の部屋だと12人。ほかには8人、4人部屋があるほか、ダブルルームやシングルルームもあるプランの多いゲストハウスです。
料金
宿泊の料金は、部屋によって決まります。一番人数の多い12人部屋だと安ければ、1泊1,800円ほどでした。また、ドミトリー部屋の最少人数である4人部屋でも1泊2,500円程度なので、マドリードのなかでも安く泊まれるゲストハウスです。
朝食のオプション
わたしは付けませんでしたが、朝食のオプションがあります。確か7ユーロで朝食を頂けたはずです。Generator Madridの1回にカフェ・レストランが併設されており、朝の11時まで朝食の提供がされていました。なお、Booking.com経由で予約をすれば、日本円で朝食のオプションを申し込めます。
週末は高くなるため注意
マドリード市内のゲストハウス全てに言えることですが、週末になると通常の2~3倍ほど価格が上昇します。Generator Madridも平日であれば、2,000円ほどですが、金曜日、土曜日の宿泊になると、急に高くなりました。
予約方法
Generator Madridの予約方法は、大手の宿泊予約サイトがおすすめです。サイトによって宿泊価格が多少前後するため、最安価格を比べて予約しましょう。1月、2月の観光オフシーズンであれば、12人部屋で1泊2,000円程度が相場です。
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「Generator Madrid」が快適である5つの理由
「Generator Madrid」は、価格も安く、部屋も清潔で過ごしやいゲストハウスでした。今回、マドリードで複数のゲストハウスに宿泊しましたが、1番におすすめしたいほどです。宿泊をしてみて、快適に過ごせた理由を5つまとめました。
①くつろげる「広いベッド」
②清潔な「水回り」
③バー付きの「屋上テラス」
④仕事もできる「カフェとレストラン」が併設
⑤「安い飲食店」が周りに多い
①くつろげる「広いベッド」
Generator Madridでの滞在が快適だと感じた理由の1つ目は、個人のベッドが広いことです。ゲストハウスと言うと、狭い部屋に窮屈な二段ベッドが配置されているイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。Generator Madridでは、見事に期待を裏切られました。
寝返りも問題なし
安いゲストハウスだとベッドの幅が狭く、寝返りをするとベッドから落ちてしまう恐怖があるかもしれません。特に二段ベッドの上は怖いですよね。
Generator Madridのベッドは、横の幅が広いため、寝る体勢を色々試しても窮屈に感じることはありませんでした。ベッドに寝ながらパソコンの操作もでき、カプセルホテルよりも快適です。
②清潔な「水回り」
Generator Madridでの滞在が快適だと感じた理由の2つ目は、水回りが清潔であることです。日本人がゲストハウスに泊まるうえで、一番気になるのはトイレやシャワーだと思います。日本の環境に慣れていると、シャワーとトイレは別々であってほしいですよね。
トイレとシャワーは別々
Generator Madridは、それぞれの部屋にトイレとシャワーが配置されていました。部屋に入るとベッドが置かれているスペースのほかに、2つドアがあります。トイレとシャワーのドアで、それぞれが完全に独立していました。
各階に2か所シャワーがある
部屋だけにしかシャワーがないと思ったら、各フロアにシャワー専用の部屋がありました。おそらく、2か所あり、それぞれ1つのシャワーが設置されています。人数の多い部屋に泊まった際に、なかなかシャワーの番が回ってこなければ利用しても良いかもしれません。
③バー付きの「屋上テラス」
Generator Madridでの滞在が快適だと感じた理由の3つ目は、バー付きの屋上テラスです。Generator Madridは、5階建てのゲストハウスでそれぞれの階に部屋があります。エレベーターで最上階まで行くと、屋上が開放されておりテラスとして利用されていました。
夜にはバーがオープン
この屋上テラスの目玉は、バーカウンターです。夜になるとバーがオープンし、マドリードの夜の景色を見ながらお酒を頂けます。今回、時間がなかったので夜に屋上テラス行けませんでしたが、Generator Madridに滞在したときには利用してみて下さい。
ジャグジー付き
屋上テラスにはバーだけでなく、ジャグジーも設置されていました。わたしが見に行ったときは、清掃中であったため利用できませんでしたが、夜間になれば利用できるそうです。ジャグジーを利用する場合、水着を忘れなく。
④仕事もできる「カフェとレストラン」が併設
Generator Madridでの滞在が快適だと感じた理由の4つ目は、ゲストハウスに「カフェとレストラン」が併設していることです。パリのゲストハウスにバーが併設されていたように、ホテルとしての機能だけでなく、飲食できるスペースを設けているところが増えています。ノマドにもおすすめ。
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ゲストハウスとは思えないカフェ
早速ですが、わたしもチェックインをしたあとにカフェを利用してみました。ゲストハウス併設のカフェということもあり、メニューも全体的に価格が安かったです。席数も100近くあり、十分にノマドのできる環境でした。
ノマドに最適
Generator Madridはホテルの料金が安いこともあり、バックパッカーや長期滞在者にも利用されています。併設のカフェにも多くのノマドと思われる方が作業をしていました。モーニングの時間(AM7:00~11:00)を除けばカフェスペースは自由に使えるそうです。
カフェとは別に、チェックインする方が待機しているソファもありました。そこでもパソコンで作業をいている方がいたので、カフェでお金を使いたくない方は、そちらを使ってもいいと思います。宿泊費用も1泊2,000円かからないことやカフェも2.5ユーロからコーヒーが飲めるため、マドリードでノマドをしたい方におすすめです。
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⑤「安い飲食店」が周りに多い
スペインの物価はモノによっては、日本と同価格のものが多く、滞在中に食費が意外とかかってしまいます。レストランに入れば1回で15ユーロ(1,800円)ほどかかることもあり、なるべく食費を抑えたい方も多いはずです。Generator Madrid付近を散策して、なるべく抑えられる飲食店を探してみました。
1人パエリア可能
スペインを1人旅行をしていて、「パエリア」を食べたいと思う方も多いはずです。ところが、パエリアはほとんどの店が2人分からでしかオーダーできない場合があります。Generator Madridから2分ほど歩いた場所に1人パエリア(12.5ユーロ)をできる店がありました。
昼過ぎに食べに行きましたが、十分にボリュームもあり夕食を軽く済ませるほどでした。味もしっかりと付いて、パエリアとして満足できるはずです。店主も非常に気さくな方で、入店すると「Hola!!!!」とかなりの勢いで挨拶してくれました。Generator Madridからも近く、おすすめです。
安く済ませるなら中華料理
マドリードで食費を極限まで抑えたいのであれば、中華料理店をおすすめします。中華料理店であれば、ほとんどのお店で5ユーロほどでお腹いっぱい食べられます。中国語でオーダーしてあげれば、それなりにウケもいいです。
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「Generator Madrid」の3つの注意点
Generator Madridでの滞在は、かなり満足でしたが、少しばかり注意点もあります。気にならない方であれば、スルーしてもかまいません。
①人が多い
Generator Madridで気を付けることは、人がとにかく多いことです。価格も魅力的な安さで、施設も整っていることからバックパッカーや長期滞在者を中心に人気があります。客室も1フロアに20ほどあり、一度に500人以上泊まれるゲストハウスです。
レストランスペースがおすすめ
そのため、朝から夕方までエントランスは人の行き来が多く、カフェにいると少しだけうるさく感じてしまうかもしれません。わたしは、そこまで気になりませんでしたが、気になる方はイヤホンや、カフェではなく奥にある「レストランスペース」を利用するのが良いと思います。
②シャワールームが少ない
Generator Madridで気を付けること2つ目は、シャワールームが少ないことです。わたしは今回4人部屋と12人部屋に泊まりましたが、どちらも客室に1つしかシャワーとトイレがありませんでした。フロアに出ると2つシャワールームがありますが、それでも宿泊数に対して少ないと思います。
シャワーは夜がおすすめ
おすすめとしては、夜にシャワーを利用することです。欧米人は朝にシャワーを浴びる方が多いので、夜だとすぐに利用できると思います。逆に、朝の時間やチェックアウト前の1時間などは、駆け込みでシャワーを利用する方多いので、注意です。こちらも特に気になることはありませんが、うまくタイミングをみて利用するようにしましょう。
③カフェスペースは注文しなければ使えない
Generator Madridの3つ目の注意点は、カフェスペースの利用には注文が必要です。「カフェスペースを自由に使えるのか」聞いたところ、注文が必要であると言われました。とはいえ、2.5ユーロのカフェラテを頼めばいいので、そこまで金銭的な負担になりません。
なにも注文せずに利用していた外国人もいたので、おそらくバレないと思います。バレたとしても注文すれば良いため、大きな問題にはなりません。ソファもフカフカで1日作業しても疲れず、ノマドに最適なゲストハウスでした。
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ノマドに勧めたいゲストハウス
Generator Madridは、全体的にほぼ完ぺきなゲストハウスでした。強いていえば、ベッドにカーテンを付けてほしいくらいです。価格も1泊2,000円もせずに、ノマドや長期滞在者にとって、優しいゲストハウスです。旅行費用を押さえたい方や学生で予算に限りがあるという方にもおすすめできます。