海外インターンを「長期で行うか短期で行うか」迷われている方が多いのではないでしょうか。
わたしは、8ヵ月間の長期海外インターンを経験していますが、それぞれメリット・デメリットがあります。
長期と短期のメリット・デメリットを紹介
今回の記事では、海外インターンの期間を迷っている方に向けて「長期」と「短期」のメリット・デメリットをまとめました。
わたしの経験やインターン先で短期生として参加していた方の意見を参考にしながらご紹介します。
また、長期と短期で可能なおすすめの仕事も最後に掲載してありますので、参考にしてみてください。
メインテーマ
海外インターンの長期と短期のメリット・デメリットを紹介
この記事のRecord
長期海外インターンのメリット3つ
まずは、長期での海外インターンのメリットまとめました。
ここで言う「長期間」は3ヵ月以上を想定しています。
大学や専門学校などの長期休暇を超える期間でのインターンです。
長期のメリット
①仕事に集中できる
②有給の海外インターンが多い
③語学もしっかり学べる
では、それぞれチェックしていきましょう。
まずは、長期海外インターンのメリットからです。
①仕事に集中できる
長期海外インターンのメリットは、「仕事に集中できる」ことです。
バイトをイメージして頂ければわかりやすいかと思いますが、期間が長ければ長いほど仕事を覚えやすくなりますね。
海外インターンも同じで、長期間であるほど仕事への慣れを高められるため、集中して臨めます。
インターン先も長期を希望している場合が多い
受け入れる会社から見ても、長期でのインターンの方が望ましいようです。
短期間だとどうしても仕事に慣れる前に、インターン期間が終了してしまうため、教えられることが限られてしまいます。
インターンとしてある程度仕事を覚えて、実際に将来的に役立つ能力を身に付けるためには長期がおすすめです。
②有給の海外インターンが多い
長期での海外インターンの場合、「有給」である場合が多いです。
日本国内でのインターンでも期間が長いと、給料をもらえる場合があると思います。
わたしのインターン先では、月固定で5万円ほどの給料と成果に応じて出来高給料をもらっていました。
国によっては生活費が高い
海外で長期インターンを行う場合、滞在する国によっては生活費をかなり必要とします。
わたしがいた台湾・台北市は物価は日本と同じくらい高まっていますが、給料をもらえたことでだいぶ助かりました。
台湾ならまだしも、アメリカやオーストラリアなど欧米諸国だとさらに生活費に苦しむと思います。
もちろん、貯金から捻出して生活費を賄うこともできますが、やはり給料をもらえた方が精神的にも楽ですよ。
③語学もしっかり学べる
とくに解説する必要もないかと思いますが、「インターン期間が長いほど語学」もしっかりと学べます。
わたしが台湾にインターンをする前の、中国語レベルは会話レベルも怪しいほどです。
しかし、8か月間継続して滞在したことで、帰国後に中国語検定2級・HSK6級を取得できるほど語学力を鍛えられました。
仕事の時間も語学学習
海外インターンの良さは語学学校ではなく、実際の現場で語学に触れられることです。
わたしは最初の3ヵ月間台湾大学で中国語を学んでいましたが、周りも外国人なのでスキルを伸ばすのに限界があります。
そこで、語学学校を卒業したあとは、インターン先の会社で積極的に中国語を用いるようにし、「リアルで使われている中国語」を学びました。
結果として、目標としていた中国語の資格も取れたため、語学力の向上に関しては長期がおすすめです。
語学力がなくてもインターンは可能
上記の通り、インターンを始めた際に語学力は全くありませんでした。
とはいえ、仕事によっては語学力がなくても安心して、インターンに参加できます。
詳しくは、下記の記事を参考にしてみてください。
-
語学力に自信がなくても海外インターンできます
海外インターンに参加したいけれど「語学力」に不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。 インターン関連のブログや求人情報を見ると「少なくとも会話レベル以上の語学力が求められる」といった条件が記載さ ...
続きを見る
スポンサーリンク
長期海外インターンのデメリット3つ
次は長期での海外インターンのデメリットです。
メリットが多い長期インターンですが、失うものもあります。
わたしが実際に感じたことを振り返りながら、デメリットについてもまとめました。
長期のデメリット
①休学する必要がある
②費用がかかる
③仕事・環境が合わないときつい
それでは、1つずつみていきます。
①休学する必要がある
長期での海外インターンのデメリットは、「休学」をする必要があることです。
わたしは、大学4年時の前期を休学し、8ヵ月インターンに参加をして10月に帰国して1年間大学にまた通っていました。
つまり、休学をするとほかの同期生と卒業の時期がズレます。
就職も遅れる
休学の最大のデメリットは就職が遅れることですね。
わたしは、結果として1年遅れで就職を行いました。
当時は休学制度がまだ流行っていなかったため、面接の際にも半年ズレていることをかなり聞かれた記憶があります。
休学をメリットに切り替える思考
就職が遅れたわけですが、正直そこまで気にしていません。
海外インターンを長期で参加したことにより、やりたいことも定まり仕事へのイメージを持てるようになりました。
おそらく、休学をして海外インターンをせずに就職活動を行っても、あまり良い結果は得られなかったと思います。結果論ですが。
わたし個人としては、半年あるいは1年休学することで、ほかの就活生よりも貴重な経験をできると感じていた方が幸せになれるはずです。
②費用がかかる
長期の海外インターンのデメリット2つ目は、費用がかかってしまうことです。
あたりまえですが、日本で生活しているように海外で生活していても費用が発生します。
上記にもあるように、給料をもらえていなければ生活的にだいぶ苦しかったはずです。
インターンをする前に費用を計算する
海外インターンで現地で生活をする前に、1ヵ月にかかる費用を計算しておきましょう。
では、どのように計算すればよいのでしょうか?
わたし個人の意見としては、一度旅行として訪れてみることをおすすめします。
1週間ほど滞在すれば、食費や交通費、住居費などを全て計算できるはずです。
-
8ヵ月の海外インターンでかかった費用は〇円
海外インターンのネックになるのが高額な費用です。 現地で生活するにあたり、お金がかかってしまうのは仕方ありませんが、ある程度費用を確かめておきたいですね。 そこで、今回はわたしが8ヵ月台湾でインターン ...
続きを見る
③仕事・環境が合わないときつい
長期で海外インターンのデメリット最後は、仕事や環境が合わないときついです。
就職したあとに「こんなはずじゃなかった」と後悔してしまうように、インターン先でも同じようなことが発生します。
強度なストレスになると、インターン先の会社に出社するだけで精神を消耗してしまいので時間的にも大きな損失ですね。
可能であれば会社に訪問する
旅行で訪れやすい国や機会があれば、選考前や選考後に会社に訪問してみるのもおすすめです。
わたしの場合、すべてオンライン面接による選考だったので、インターンを始める前に一度も会社に訪問していませんでした。
結果として大きな不満はなかったのですが、相当な博打だったかもしれませんね。
これから日本企業でもオンライン面接が一般的になるかと思いますが、雰囲気だけでもわかるようにしておくとインターン中のイメージもしやすくなるはずです。
スポンサーリンク
短期海外インターンのメリット3つ
続いて、短期での海外インターンのメリット・デメリットをご紹介します。
短期海外インターンについては、「長期を経験したわたしから見て、短期だとできたことやできなかったこと」をまとめました。
人によっては短期のメリット・デメリットは異なるかもしれませんが、長期を経験した目線で短期海外インターンについて解説してみます。
短期のメリット
①長期休暇を利用できる
②費用を抑えられる
③様子を見て長期に切り替えられる
それでは、短期海外インターンのメリットから見ていきましょう。
①長期休暇を利用できる
短期での海外インターンのメリットは、「長期休暇を利用できる」ことです。
わたしは、大学を半年休学してまでインターンに参加をしましたが、もちろん短期でもインターンには参加できます。
とくに大学生は夏も冬も2ヶ月間ほどの長期休暇があるため、その期間を利用してフルで海外インターンに参加するのもひとつの方法です。
実際に短期インターン生います
「短期で海外インターンってできるの?」と思われる方もいると思います。
わたしがインターンをしていたときに、夏季休暇を利用してインターンに参加していた大学生がいました。
インターン期間としては1ヶ月ほどでしたが、とくに問題なく参加しています。
会社にもよりますが、夏季休暇や冬期休暇の期間を利用してインターン生を受け入れているところもあるので、チェックしておきましょう。
②費用を抑えられる
短期での海外インターンのメリットは、「生活費を抑えれられる」ことです。
もちろんですが、長期で滞在するほど生活費が多く発生しますね。
大学の長期休暇を利用して短期でインターンに参加すれば、1~2ヶ月ほどの生活費しかかかりません。
また、住居を借りずにゲストハウスなどを利用すれば、さらに生活費を節約できます。
③様子を見て長期に切り替えられる
短期での海外インターン最後のメリットは、様子を見ながら参加できることです。
長期海外インターンのデメリットでも解説したとおり、会社や国の環境に合わないこともあります。
そこで、まずは短期で参加をして、仕事や環境が自分に合うのであれば期間を延長するといった方法も可能です。
ただし、受け入れる会社によっては、途中で期間を変更できないこともあるので、期間についてはじっくりと相談をしてみましょう。
スポンサーリンク
短期海外インターンのデメリット3つ
それでは、最後に短期海外インターンのデメリットを3つご紹介します。
短期でのデメリットはイメージしやすいと思いますが、下記のとおりです。
長期のデメリット
①募集している企業が少ない
②仕事を身に付けにくい
③有給でない場合が多い
では、確認していきましょう。
①募集している企業が少ない
短期での海外インターンのデメリットは、「そもそも募集をしている企業が少ない」ことです。
イメージできるかと思いますが、やはり仕事を教える方から見ると短期よりも長期で活躍してくれるインターン生の方を好みます。
短期インターン生が活躍できないというわけではありませんが、長期の方が仕事を学んで発揮できる期間が長いですね。
仕事によっては短期も募集しています
長期休暇などを利用しての短期インターンシップがまったくないわけではありません。
ただし、わたしの感覚的には仕事によって期間が分けられていると思います。
最後に短期でも募集をしている仕事をまとめてありますので、合わせてチェックしてみてください。
②仕事を身に付けにくい
短期での海外インターンシップは、「仕事のスキルを身に付けにくい」のがデメリットです。
バイトでも社会人でも働く期間が長いほど、仕事のスキルを身に付けられます。
インターンも同じで最初の3ヶ月ほど仕事を学び、そのあとの期間でスキルを活かして実践していくのが一般的です。
わたしもインターンをしていた際は、始めた最初の期間は仕事の流れつかむのに手いっぱいだったので、結果的に長期で参加をしてよかったと感じています。
語学向上も長期がおすすめ
語学力も合わせて向上させたい方は、なおさら長期をおすすめします。
短期でも語学を学べますが、長期間現地の環境にいることで語学のスキルをさらに伸ばせすことも可能です。
わたしの経験からも、中国語の基礎を身に付けられたのが最初の3ヵ月で、実践できたのは残りの期間でした。
もともとのスキルにもよりますが、仕事中も語学を積極的に使って伸ばしたい方は短期だともったいないですね。
③有給でない場合が多い
短期海外インターンのデメリット3つ目は、「有給でない」場合があることです。
わたしは、長期での参加を前提としたインターンだったので給料をもらっていました。
しかし、期間が短いインターンだとできる仕事も限られてしまうため、「無給」か「長期よりも給料を減らされる」可能性があります。
また、有給インターンは最低何ヵ月からという決まりも会社によって異なるので、要チェックしておきましょう。
スポンサーリンク
【まとめ】海外インターンは長期と短期どちらがいいのか?
海外インターンシップの長期と短期のメリット・デメリットをそれぞれご紹介しました。
わたし個人としては、仕事も語学もがっつり学びたいという方は、長期の参加を検討してみるのがおすすめです。
とはいえ、3ヵ月や半年の長期でのインターン参加は休学や生活費用も発生しますし、よく考えておきましょう。
短期でも募集している会社もあるので、費用や目的に応じて自分に合うインターン先を探しましょう。