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「香港デモ」香港で過ごした年末年末(2019年12月29日~1月1日)④【元旦デモと衝突】

「香港デモ」香港で過ごした年末年末の様子を紹介(2019年12月29日~2020年1月1日)④【元旦大規模デモと大規模衝突】

「香港デモ」香港で過ごした年末年末(2019年12月29日~1月1日③【平和デモと衝突】では、香港市民による追悼集会と平和デモ、そして突然発生した衝突について紹介をしました。

4回目となる最終回「「香港デモ」香港で過ごした年末年末の様子を紹介(2019年12月29日~2020年1月1日)④【元旦大規模デモと大規模衝突】」では、2020年元旦に行われた大規模デモと大規模衝突にを記事にします。

1月1日元旦大規模デモ

1月1日、香港で2020年を迎えました。初めての香港での年越しであり、最悪の年越しです。催眠ガスにより体が重く、起き上がるのだけでも大変でした。昼頃に起床し、ご飯を食べてから元旦大規模デモが行われるビクトリアパークに行きました。

 

ビクトリアパークからセントラルまでのデモ行進

1月1日に行われる元旦デモは、警察からの許可を得た合法のデモです。デモは香港島にあるビクトリアパークからセントラルまでの更新です。つまり、5キロほどにわたって道が封鎖されます

 

 すでに多くの人が集まる
私は九龍地区のホテルに滞在していたため、地下鉄でビクトリアパークのある天后駅まで向かいました。電車の中には、黒い服や黒いマスクを着けたデモに参加する人でいっぱいで、異様な雰囲気だったのが記憶にあります。

そして、ビクトリアパーク近くの銅鑼灣駅、天后駅と電車が停まると、大勢の人が下下車をしていきます。駅を出ると、東京の通勤ラッシュのような人だかりができていました。

ビクトリアパークからセントラルまでのデモ行進

 

ビクトリアパークへ到着すると人で溢れていました。公園に入りきらないのでは?と思うほどの人の数です。ビクトリアパーク中心に向かう列が続いていたため、並ぶのを諦めました。

ビクトリアパークからセントラルまでのデモ行進

 

 ビクトリアパークへ向かう群衆
その後、ヘネシーロードに出ます。地下鉄の車内と同じ黒い服を着て、黒いマスクを着けた群衆がヘネシーロードをビクトリア公園方向に進んでいました。ヘネシーロードを逆方向に歩く私の姿は異常だったかもしれません

ビクトリアパークからセントラルまでのデモ行進

ビクトリアパークからセントラルまでのデモ行進

 

途中で休みながら、ヘネシーロードをセントラル方向に進みます。今回の反省は、スニーカーで来てしまったことです。ヘネシーロードの沿道では、政治団体や活動家が集まり、「五大訴求、缺一不可」と繰り返し唱えていました

ビクトリアパークからセントラルまでのデモ行進

 

プレスの後を追って

デモ行進は、15時に始まります。行進の様子を写真に収められる場所を探していました。プレスが集まる場所であれば、良い写真も撮れると思い、プレスの後を追いました。そして、勾配があり上から眺められるようなベストポジションを発見し、待機をします。

 

 津波のような大規模行進
15時になりデモ隊の行進が始まったとの情報を得ました。プレスの皆様によって見つけたベストポジションでカメラを構えながら待機です。ヘネシーロードの奥から段々と声が聞こえてきます。津波のような「デモ隊」です。

ビクトリアパークからセントラルまでのデモ行進

 

 人で埋め尽くされるヘネシーロード
デモ隊は津波のようにヘネシーロードを行進し、自分がいるところまで来ました。瞬く間にヘネシーロードは人で埋め尽くされ、車道には出れないほどです。

ビクトリアパークからセントラルまでのデモ行進

 

車道にいると人の波に飲み込まれてしまうため、上から見えるポジションを探しました。ヘネシーロードを走っていると、いくつか歩道橋がありましたが、警察によって封鎖されていました。さらに、ヘネシーロードを進むと、見えてきたのがデパートの連絡橋です

デパートの連絡橋は閉鎖を免れており、一般の人やプレスが入ることができました。私は階段を上り、ガラス越しにデモ行進の写真を撮影しました。

ビクトリアパークからセントラルまでのデモ行進

 

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大規模衝突

その後、私は連絡橋を降り、デモ隊と共にゴールのあるセントラルに向かいました。デモ隊のゴールも地点も近く、15分くらいで到着しました。

ゴール地点では、演説をしている中心者や解散する香港市民、プレスの姿がありました。そして、そのなかでも異様な雰囲気を醸し出していたのが、上から下まで黒の装備の集団です。小学生くらいの子供もいるのが不思議でした。

ビクトリアパークからセントラルまでのデモ行進

 

黒い集団が集まる

黒の装備をした集団は、異質な雰囲気しかありませんでした。10人ほどで固まり、その中に1人指示を出しているリーダーのような人がいます。ゴール地点で休憩をしていると、彼らは壁にスプレーで落書きを始めました

黒い集団が集まる

 

 香港人の矛盾
休憩するために近くのマクドナルドに向かいました。Whatsappで香港人に「落書きの行為は許されるのか」と聞いたところ、「黒い集団は警察に扮した奴らで、市民ではない」と返信が来ました。写真の黒い人は、どうみても子供です。

わたしは「子供でも警察になれるのか?」と聞くと、「人それぞれ考え方がある。学生警察かも。」という返信がきました。頭が疲れたので、連絡をやめて外にでることにしました。

 

セントラルでの衝突

ホテルに戻ろうと、セントラル駅に向かおうとしていたときです。駅に近づくにつれ、物凄い音がしました。硬い物と硬い物が力を加えられて摩擦をしている音です。

セントラルでの衝突

 

 破壊をする集団
1,000人近い黒ずくめの集団が、道路に群がり破壊行為を行っていました。信号機の破壊、道路標識の破壊、道路の破壊。普通ではありません。道路の真ん中には、黒い集団によって柵が作られ、警察の侵入を妨害していました。

 破壊をする集団

 破壊をする集団

 破壊をする集団

 

 中国系銀行の破壊行為
交通銀行の破壊、セントラル駅出口への放火。すべて黒い服を着た集団が行った破壊行為です。

 破壊をする集団

 

中国系銀行の破壊行為 交通銀行の破壊、セントラル駅出口への放火。すべて黒い服を着た集団が行った破壊行為です。

 

 応戦する警察

そして1時間ほどが経過したときでした。付近にいた人が大声を上げると、黒い集団は柵とは反対方向に走って逃げていきました。警察です。遠くからでも見えるほどの警察が、こちらに向かってきました。

警察は警戒しながら、ゆっくりと前進していました。ゆっくりとゆっくりと進む姿は、相手の様子をうかがうような雰囲気でした。すると突然、黒い集団目がけて走り出したのです。

中国系銀行の破壊行為 交通銀行の破壊、セントラル駅出口への放火。すべて黒い服を着た集団が行った破壊行為です。

 

一部の集団は逮捕

その後、セントラル一帯は、警察によって鎮圧されました。後に、ニュースでしりましたが、この日だけで400人近い集団が逮捕されたようです。セントラルだけでなく、湾仔(ワンチャイ)でも大規模な衝突が起きていたようです

ワンチャイでの衝突は、セントラルの比にならないほど激しく、警察は催眠ガスの攻撃やポンプ車も出動したと聞きました。

 

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異常としか言えない香港の現状

香港デモについて、現地で報道を行っているジャーリストの皆様のツイッターなどで情報を得ていました。警察による攻撃の情報が多く、私も警察の行動に対して問題があると考えています

しかし、「なぜ警察は攻撃をするのだろうか」、この回答が見えてきませんでした。実際に、香港を訪れることでいろいろ見えてきます。

最初のデモから6か月を経過した香港の様子(2019年12月29日~2020年1月1日)終わり

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